オードヴィ庄内の杜氏ブログ

世界中が「ルッソフォビア」に

2022年04月14日

■世界中が「ルッソフォビア」に

ロシアは嫌いだ!ロシアは怖い!反ロシア感情のキャッチフレーズ「ルッソフォビア(Russophobia)ロシア嫌い」
プーチン自らも演説で自虐史観的に使っています。
「ウクライナはナチ化が進み、ロシアに対して攻撃的なルッソフォビアに転じた」という風に「ロシア批判・反ロシア主義」の意味で使用されている。

この言葉の由来は複数有るようだが主なものは。

①1876年にスラブ主義のロシア人外交官が、自国ロシアを罵倒するロシア人を見かねて思いついた説。これは、ロシア自身の悪い癖をロシア人自らが言い放ったことによる。

②フランスでナポレオンが、急激に勢力を増すロシアへの侵攻を正当化するためにロシアは悪だとするキャッチフレーズとして使われた説。

それ以来、この言葉はロシア脅威論の象徴としてヨーロッパ中に広がっていった。
19世紀に作られた言葉であるが、今回のロシアによるウクライナ侵攻により、現代に蘇り世界上が「ルッソフォビア」になる勢いだ。

日本は、今回のロシアによるウクライナ侵攻により、アジアにおける西側同盟国として唯一積極的に動いている。
湾岸危機では、日本は多国籍軍に135億ドル(日本円で約1兆7500億円)の財政支援を行ったが、国際社会に『小切手外交』と呼ばれ、批判を浴びた。
当時、外務省北米局で勤務していた佐々江賢一郎・元駐米大使は
『当時の日本外交は、米国の求めにどう応じるかを考えるばかりで受け身だった』とした上で、湾岸危機の『失敗』が『自衛隊を積極活用することに意味があると日本の意識が変わる契機となった』と指摘している。

この湾岸危機対応の教訓を受けて、徐々に先進国としての責任・世界秩序に対する貢献を模索し始めて今回の対応があるのだが、湾岸危機より少し積極的に日本が動くと、今度は逆の言われ方をされてしまう。

日本による一連の動きについて米ニューヨーク・タイムズ紙は12日付けで、
「日本がウクライナに防弾チョッキやヘルメットなどの軍事装備を支援し、岸田首相は国防力増強論について発言している」とし、「ウクライナ戦争を利用して日本が自ら定めた『平和国家』の枠から飛び出す懸念が浮上している」と指摘している。

これを聞いて、どう思われますか。何だかなー? ではないでしょうか。
素直に着いて行けばダメ、積極的に右に行ってもダメだしを食らう日本。ってな感じです。
しかし、今回のロシアによるウクライナ侵攻に対して、21世紀になっても侵略戦争が起こるという事実をマジマジと見せつけられて、更に、核兵器を持っている大国が勝手な独裁者の欲望により、無防備の国を核で恫喝する現実を見るにつれ、我が国の周辺を地政学的に見れば、ある種の旋律を覚えることは難しくない。
ロシア・北朝鮮・中国の核装備に三方から囲まれているのが日本で在り、今回のウクライナ状況になり得ることは全く禁じ得ない。
今まで、念仏の如く「平和憲法」「憲法九条」を唱えていても、何の価値もなく屁の突っ張りにもならないことを、お花畑論を戦後77年間も大事に抱える頑なで偏屈な皆さまも。今回は目を見開き驚きめして理解されたのではないでしょうか。

また日本は原爆アレルギーの元で、反核平和運動を世界的に推進することは崇高な価値と思うが、それと現実の世界政治とは別物であり、平和を維持するための防衛力はDefense forceであり、その為のProfessional Armyは必須である。当たり前の話だが、自衛隊は国防軍にしなければならない。
自衛隊はあくまで国防軍であり、War Potential(戦争をする軍隊)ではないことを肝に銘じなければならない。

更に話を進めると、今回のロシアが恫喝した核攻撃に対する防衛についてであり、
この議論で、一足飛びに自国による核兵器開発はあり得ない。すると核攻撃からの防衛力として現状は日米安保条約に頼らざるを得ない。
しかし、現状は、1967年(昭和42年)12月に佐藤栄作首相によって表明された核兵器を「もたない、つくらない、もちこまない」という非核三原則により。がんじがらめ状態にあり、この非核三原則の見直しをすることが喫緊の課題となる。
もたない・つくらないはまだしも、「持ち込ませない」は体のよい御為ごかしでしかない。
アメリカと日米安保条約の元で、国内で核兵器の管理を行うべきである。これが最低限日本の核抑止力の方法であり、現状これしか方法はない。

隣に住む輩は皆核持ってヤバい連中だから引っ越ししようとしても、それは出来ないのである。しかるに自分のことは自分で守る以外に選択肢はありません。

憲法論議も速やかに進めないと。第九条のままで今の自衛隊法で日本は守れない。これだけは確かである。

ハイ、お後がよろしいようで。

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