オードヴィ庄内の杜氏ブログ

このドカ雪・寒い冬に温暖化考察

2022年02月08日


当酒蔵では1月より大吟醸酒の仕込みが始まり今も真っ最中です。
12月は通年より気温が高く寒くならずに仕込み作業には適さなかったのですが
1月に入り、一転寒波と大雪となり、2月に入っても大雪が続き、今年は寒い冬になりました。また、各地で積雪量が過去最高を記録しています。
シベリアからの寒気団が蛇行しているかエルニーニョだとか様々に言われててますが、地球温暖化はどうしたのでしょうか。逆に毎年寒くなっているのかな?
酒造りも自然相手で寒い冬に最盛期を迎えますので、毎年あまり変化無くいつもの冬であることを願っています。

で、今回のお題が「地球温暖化」です。
そもそも「人為起源CO2が地球を暖めている」という言説が世界に広まったのは1988年。国連の組織「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が報告書で下記の指摘をしました。
IPCCは、温暖化を自明の事実とした上で「温室効果ガスをこのまま大気に排出し続けると生態系や人類に重大な影響を及ぼす気候変動が進む」とした警告です。
そして、この問題が米国の議会に揚げられて大げさとなり世界に広がっていったという経緯です。

国連の意図は、温暖化問題を口実に、先進国から途上国への財政支援を促すことにあったと言われています。
環境問題でエポックメイキングな「京都議定書」の中で中国は、排出削減義務のない「途上国」に分類されています。1980年代当時の中国のCO2排出量は少なかったのですが、現在では日本の8倍もCO2を出して世界最大の排出国になっています。
しかし今なお「途上国」に分類される中国は「2030年まで実質的な排出削減はしない」という趣旨の発言をしています。

問題は大気中のCO2増加が地球温暖化の正確な原因であると言い切れないことです。温度変化による数値の裏付けが無いことと真っ向から対立する専門家による学術論争が延々と続いていることからも訝しく思います。
CO2に関して、植物は光合成でCO2を物質に変えます。ということは増えるCO2が植物の生育を促すことになり、その結果において作物の収量が増えて緑化も進むということにつながります。
例えば恐竜が闊歩していた数億年前は、CO2は今より40倍も多く気温が4℃程高い環境であり、植物が繁茂する条件が整っていました。
恐竜があれだけ巨大化して成長するには食料となる植物が大量に必要になります。当時の環境が恐竜の胃袋を満たす大量の植物を育てていたということになります。
であれば、「CO2が増える=地球環境に悪」という単純な方程式が成り立つのでしょうか。疑問ですね。
また、では大量のCO2を排出すれば実際に地球はどんどん暖かくなるのでしょうか? 1988年にIPCCが出した警告より34年も経過してますが、なってませんよね。今年の冬もこのように寒いです。答えは残念ながら違うようです。
大気中のCO2濃度は0.04%程度ですがこの程度の濃度では気温に与える影響が少なすぎるとのこと。あれっ?そうなのって思いませんか。戸惑いますね。

日本で縄文時代には今より2℃程気温が高く海面は4m程高く、寒冷の東北地方でも食料が豊富に採れて縄文文化が1200年も続いたと言われています。
直近では世界大戦後1940年から1980年まで世界のCO2排出量は飛躍的に増えましたが平均気温は下がっています。
恐竜時代のCO2濃度は今より40倍も多かったそうですが、平均気温は4℃程度しか高くありませんでした。今の計算でCO2が40倍となると当時の気温はプラス4℃ではなく400℃にならなければなりません。これは現在の計算方法が間違っているということになります。
ということは結論としてCO2に関係ないところで地球の温暖化等の気候変動が起こっているということになりますよね。

この温暖化環境問題で先端を走り現代のジャンヌダルクと化す話題の少女グレタさんですが、まだ16歳程度の少女です。専門家も丁々発止 喧々諤々な論争を続けている中、この壮大な地球環境学を理解しているのでしょうか?
此処に来て彼女の背景として、某国やCO2ビジネス利権を得ている勢力の影響下にあることが叫ばれ始めました。やはり背後にあやつる輩がいるということですかね。まだけなげな少女なだけに、利権渦き権謀術数が飛び交う大人どもに利用されているだけだとしたら悲しいですね。

一部の利権と権謀術数のために「地球環境」を人質に取ってはいけません。
またそれが一人歩きして、ポリコレ的な流れに乗って喧伝されるものよくないと思います。
単純にヒートアップしないで冷静に地球環境も考えていきましょう。

ハイ、お後がよろしいようで。

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